SANYO KASEI
株式会社 長野三洋化成
新卒サイト

技術開発部

長野県三洋化成の
”頭脳”

 プラスチック・ビニール製品の材質に関する頭脳を持ったプロ集団として、「製品づくりの大元となる原材料の研究・開発」「長野三洋化成で製造された製品の検査」を担っています。

 三洋化成グループで唯一の研究設備を保有している為、プラスチック原料の配合・開発・生産を全て行える「三洋化成の頭脳」でもあります。世の中に、よりよいプラスチック・ビニール製品を送り出すことが私たちの使命です。

大きく2つの仕事が
あります

01
研究開発

 研究開発の仕事は、ホースなどの押出成形品の原材料(コンパウンド)の研究や開発を行うことです。
 押出成形の製品には、「硬度」「弾力」「色」など様々な製品性能が要求されます。このような要求を満たした製品にするために、原材料の組み合わせや配合割合を研究・開発しています。 開発したコンパウンドは当社で使用させるだけではなく、日本全国の製造業に出荷されています。日本全国のホースづくりの一翼を担っているのが、私たちの仕事です。

02
分析検査

 製品検査の仕事は、製造された製品や生産された原材料から不良がないかを見つけ出し、お客様の元へ不良品が届かないように未然に防ぐことです。目視だけではなく、「比重計」や「引っ張り検査機」などの検査機を用いて、ホースやまな板などの製品や原材料を細かく検査しています。加えて、規定通りの品質や要件を製品が満たしているか等も確かめます。

 不良品が発見された場合の「原因究明」「再発防止策の検討」も私たちの大切な仕事です。

 長野三洋化成で作られる製品のクオリティを支え、世に不良品が出ていくことを防ぐための最後の砦となっています。

"技術開発部"のポイント

 研究開発室は、多数の設備を研究室内に保有しているため、研究・検査設備の充実さが最大の特徴です。

 色分析を行う色査計や、物性分析を行う蛍光X線分析機、引き延ばせる力の強さを測る引張分析機などがあります。様々な設備に囲まれた環境で研究開発や製品検査を行っています。

01
「興味がある」
この気持ちが原動力

 この仕事では「興味」がエンジンとなり、推進力となります。「もっと知りたい」「もっと良くしたい」という気持ちを持ち、行動できる人がこの仕事に向いています。

 例えば、「製品がどのようにできているのか知りたい」「どんな材料で作られているのだろう」など、様々な角度から切り込んでみると、自然と興味が湧いてきます。そうすると「材料の比率を変えると、性質はどう変わるのだろう」など、生まれた疑問やアイデアを試してみたくなり、新しい発見が生まれるのです。

02
根気強く問題に立ち向かい、
乗り越える

 すぐに答えが見つからないのが「技術開発部」の仕事です。例えば、「研究開発」では、求められた性質の原材料が出来上がるまで何度も配合を調整します。「製品検査」では、不良品が発生した際に原因究明をし、再発防止策を取らなければなりません。

 このように、一つの問題を解決するために何日も、何週間も時間をかけて答えを導きだすこともあります。そのため、根気強く粘り続けることが成果に繋がります。

 問題や困難にぶつかっても、根気強く問題に立ち向かい、それを乗り越えていける人、さらにそれを「楽しい」「もっと取り組みたい」と感じられる人がこの仕事に向いています。

03
何事にも「丁寧さと柔軟さ」
が大切

 研究開発や製品検査では、手先での丁寧な作業が求められます。特に検査の場合、「引張検査」や「比重分析」を調整しながら手で行うため、正確に器具を扱い、材料を調節するスキルが必要になってきます。

 正確さが求められる一方で、問題が発生した時に迅速に切り替えができる柔軟な対応力も必要となります。そのため、技術開発部では丁寧さと柔軟さを持ち合わせた人を求めています。

生産部で働く、先輩の姿
「不良品を出さない、長野三洋化成の最後の砦」

技術開発部 製品検査
田中さん(仮名)
2017年 中途入社

私の仕事は「製造された製品を検査し、不良品の出荷を未然に防ぐこと」

 私の仕事は、不良品を見つけ出し、お客様の元へ不良品が出荷されてしまうことを未然に防ぐことです。

例えば、当社で製造したホースの性能が要件を満たしているかを検査したり、コンパウンド(プラスチックの原料)の品質が規定通りであるかを調べたりします。もし、世の中に不良製品が出荷されてしまうと、誰かの生活に何かしらの影響を与えてしまいます。それを防ぐために私たちの仕事があります。

 さらに、「どうして不良品が生まれてしまったのか」という原因を究明することも私の大切な仕事です。例えば、白色のコンパウンドの中に黒色の粒が混入してしまっていた場合、「どの工程で混入してしまったのか」「どうすれば混入を防ぐことができるのか」を調査し、対策を立てていきます。

仕事の時は黙々と、休憩の時はゆったりと

 製品検査や研究開発は一人でどんどんと仕事をしていくことが多いので、自分のペースで作業に取り組む仕事です。黙々と集中できる人が「技術開発部に向いているな」と日々感じています。

 同僚や上司とコミュニケーションを取ることも大切にしながら、作業中は人それぞれで分かれて、しっかりと仕事をしています。その分、休憩の時間になると雑談をしたり、読書をしたり、ニュースを読んだりと落ち着いた緩んだ空気が流れ、それぞれが好きな時間を過ごしています。

 オンとオフのメリハリがしっかりとしているいい雰囲気の仕事場です。

長野三洋化成との接点は、家族が使っていた“まな板”

 小さいときは弟とプラモデルをよく作っていたこともあり、ものづくりに興味がありました。地元でものづくりにかかわる企業を探していた時、長野三洋化成を見つけました。商品情報を見ていると、祖母が愛用していた“まな板”が掲載されていたのです。とても親近感がわき、「身近な場面に溶け込み、人々の生活を支えるものづくりを地元で取り組みたい」と長野三洋化成で働くことを決意しました。

 思い返すと、あのまな板を安心して使うことができていたのは、「製品検査」という仕事のおかげですね

出来ることから少しずつ、先輩の姿を見て学ぶ

 製品検査に配属されて初めのころは、化学の知識にはあまり詳しくありませんでしたし、もちろん製品検査なども全く未経験でした。まずは座学で基本的な知識を教えてもらいました。

 少しずつ原料の名前を覚えたり、検査の手順を覚えたりし、できることから仕事の幅を広げていきました。さらに現場で働く先輩の姿を見て、知識だけではない多くのノウハウを学びました。

 今でも先輩の働く姿を観察し、良いところは真似をし、自分の悪いところを見つめなおすことで、一歩ずつ成長し続けられるように努力しています。

「自分には向いていないかも」と思ったときもあった

 仕事を始めて半年くらいたったころに一人で仕事を任されるようになりました。ところが、最初は作業効率が悪くてなかなか作業スピードが上がらず、周囲の期待に応えられなくて押しつぶされそうに思えたこともありました。

 しかし、先輩たちの姿に対する憧れと、私自身の負けず嫌いな性格で仕事に向き合っていくうちに、だんだんと成果が出せるようになってきました。どんな仕事もまずは挑戦し、失敗してもすぐに切り替えられるように意識しました。周囲の先輩が自分たちの仕事をしながらも、常に私のことを見守っていてくれたことが、大きな支えです。

「チャレンジの心」を活かすことで生まれた仕事のやりがい

今でも仕事が上手くいかないようなときは、「何度でも挑戦してみよう」と気持ちを新たにして、仕事に向き合うようにしています。

 不良品を自分の力で見つけ出し、それを出荷してしまうという事故を防ぐことができたときには達成感を感じます。もちろん、不良品が出ないことが最善なので、事故原因の調査の担当者に報告をし、調査してもらいます。そのような時には、上司や先輩にほめて認めてもらえることが、やりがいにつながっています。

 これからも自ら成長し続け、長野三洋化成のよりよい製品づくりのために、自分にできることを一つずつ増やしながら、仕事をやり遂げていきたいと思います。

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